【工事中】電子申請には異なる2つの方法がある?体験を通して実際の方法を解説します。

パソコン苦手の私がどこまでやれるか挑戦してみました。
二人の月額変更届と多数名の賞与支払届を次の方法でトライしました。

  1. e-gov電子申請で(単記式)電子証明書を使用
  2. e-gov電子申請で(csvファイル添付)電子証明書を使用
  3. 届出作成プログラムでgビズID使用

後日、「決定通知書」が日本年金機構から別々のメールで連絡あり,成功しました!
そこで概略の説明と事前準備までの経過をお知らせします。

できる限り公的な資料を参考にして説明するようにしています。

私が理解した言葉や図も掲載しておりますので、あくまで参考ということでご理解ください。

電子申請
電子申請の総合窓口を「e-Gov」(イーガブ)といいます。
e-govは、デジタル庁が運営する行政ポータルサイトで、その中に電子申請のサービスがあります。
ポータル(Portal)とは「入り口」「玄関」を表す言葉です。入口となるホームページとなります。
e-gov電子申請を利用するには、基本的に電子証明書が必要です。ただし、g-ビズIDのアカウントがある場合には電子証明書は不要となります。

電子申請が難しい理由

1.電子証明書の取得と取扱い方法、gビズIDの取得にも時間がかかるし、最初の関門。

2.アカウントにくわえてセキュリテイ強化のために2重の認証をします。

―ここまでは事前準備ですー

3.電子申請のやり方の説明書はたくさんあり、全体像が分かりにくい。

4.パソコン用語がむつかしい
クリック、アイコン、インストール、ダウンロードなどは基本的な用語

認証とは
コンピューターやネットを利用する際に必要な本人確認のこと。通常ユーザー名やパスワードの組み合わせで本人確認します。
電子証明書
電子申請をするのには電子証明書が必要です。「電子証明書」とは電子申請する人が間違いなく本人であることを証明する(認証する)電子上の実印です。紙で契約書に署名するときの実印に相当するものです。

GビズID

デジタル庁が提供する、1つの「ID・パスワード」で様々な行政サービスにログインできる認証サービスのことです。これをGビズID(gビズID)といいます。電子証明書の代わりになるものです。ビズはビジネスの略だそうです。

入り口は二つだった

電子申請の操作の入り口はこの二つです

「e-gov電子申請アプリケーション」(以後e-gov電子申請ともいう)

「届出作成プログラム」という

これらのアプリ(ソフト)をインストールする必要があります。インストールするとこのようなデスクトップにアイコンが表示されます。
アプリを毎回起動して、電子申請の手続きをすすめていきます。

これは電子申請でできる諸届の数です。                             R3.8現在

e―gov電子申請

届出作成プログラム

管    轄

電子証明書

gビズID

gビズID

社会保険

約270種類約80種類7種類

日本年金機構

雇用保険

約42種類約42種類5種類

労働局ハローワーク

労働保険

約46種類約31種類

労働局保険徴収課

労働基準法約60種類約60種類

労働局労働基準監督署

従来の電子申請は、「e-gov電子申請」(旧名称政府電子総合窓口)だけで、電子証明書を使って申請していました。令和2年4月から「GビズID」ができて、電子証明書がなくても電子申請(送信)ができるようになりました。
届出作成プログラムは届書データ(csvファイル)を作成するだけのものでした

届出作成プログラム(GビズIDを利用)でできる電子申請の対象となる届書
1.  健康・厚年資格取得届     8.雇用保険資格取得届
2.  健康・厚年資格喪失届     9.雇用保険資格喪失届
3.  被扶養者(異動)届     10.雇用保険資格喪失届(離職票あり)
4.  賞与支払届         11.転勤届
5.  算定基礎届         12.個人番号登録届
6.  月額変更届
7.  国民年金第3号被保険者関係届

届出作成プログラムのシステムでgビズIDにより申請ができる12種類の届出書類で定例的な多くのケースはカバーできそうです。
社労士は多くの諸届を扱いますので、電子証明書を使うe-Gov電子申請の方がよさそうです。
次は電子申請の手続きのイメージ図です。

電子申請のイメージ

データ作成するための3つの方法
1.直接入力方式       1申請で1被保険者の届出    無料 e-gov電子申請にて申請します
2.CSVファイル添付方式 1申請で複数人の届出を一括 無料 e-gov電子申請および届出作成プログラムにて申請できます
3.API利用方式   複数件を一度に申請 有料 外部事業者のソフトウェアを使いe-govを経由せず申請します(*API利用方式は大変便利ですが、外部事業者の高額の有料ソフトを利用するので今回の説明からは省きます。

・赤の⇒は2020年4月から追加実施されたものです。青は従来からあったものです。
・電子証明書にはマイナンバーカード(自治体発行、無料)も利用できますが、今回の説明からは省きます。
・社会保険労務士が電子申請するときは「提出代行証明書」も添付しなければなりません。
2021.11.27記

図1の説明

「e-gov電子申請アプリケーション」をクリックすると、最初の画面は、電子証明書を使うか、「GビズID」を使うかの選択があります。それぞれのアカウントをログイン(2段階の認証あり)することによって分岐して先に進むことができます。

二つ目の入口である「届出作成プログラム」の電子申請(送信)は「GビズID」専用です。またGビズIDはe-gov電子申請でも使用できます。

「届出作成プログラム」は電子送信の際に必要なデータであるcsvファイル(データ)を作成することができます。但し12種類ですが、csvファイル作成はe-gov電子申請にも利用されます。届出作成プログラムだけで電子申請まですれば十分という方は、e-gov電子申請のアカウントも不要だし、電子証明書もいりません。

CSVファイルとは
社会保険等の届等は通常はエクセルで入力しますが、このエクセルデータは電子申請ができません。
そこでエクセルデータを電子申請ができるcsvファイル(データ)に変換する必要があります。「、」で区切られたデータとなります。

届出作成プログラムとは

日本年金機構が作成。もともとは紙の届に代えて多人数の会社の届をFDやCDなどの磁気媒体・電子媒体にcsvファイルで、保存して提出するために開発されたものです。

この届出作成プログラムはこのcsvファイルデータを作成するための専用のプログラムでした。

ところが、令和2年4月に上記の機能に加えて、gビズIDによる電子申請ができるようにバージョンアップされました。(図1)の赤のライン。同時にe-gov電子申請にも赤のラインが追加されました。

上図のアプリは「適用届書社会保険届書作成ver.24.00」となっていますが、かって日本年金機構が作ったものの名残であって、現在は雇用保険の資格取得届や、離職票なども作成できますので、社会保険だけではありません。またg-ビズIDによる電子申請機能も追加されました。語句からだけでは社会保険しかできないのと迷うところです。

また、csv形式届書総括表(表紙みたいなもの)も作成されます。入力項目は簡単です。識別情報の中にFD通番がありますが、これは年金事務所が管理のために利用する「001」~「999」といった3桁の連番です。当初は「001」入れておけば自動で増えていきます。

届出作成プログラムのインストール

1.日本年金機構のホームページ
事業主の方へ社会保険担当の方への中の電子申請・電子媒体申請をクリック
2.電子申請・電子媒体申請画面の3.電子申請を利用中の方へ(届出作成プログラムのダウンロードはこちらから)をクリック
3.電子申請利用中の方へ

 

CSVファイルとは

社会保険の届等はエクセルで入力しますが、このエクセルデータは電子申請ができません。

そこでエクセルデータを電子申請ができるCSVファイル(データ)に変換するひつようがあります。CSVファイルは「,」で区切られたデータとなります。

 

アカウントの取得と電子証明書とGビズIDの取得

 

電子申請で可能な諸届

 

電子申請マニュアル一覧